成年後見制度とは
認知症の方、知的障がいのある方などの日常生活を、ご本人の意思を最大限尊重しながら、支援していく制度です。
判断能力が低下すると…
病院を受診するとき、入院するとき、施設に入居するとき、介護サービスの利用などの
契約を自分でするのが困難になったり、現金や預貯金の管理も大変になってきます。
そこで…
本人の代わりに契約をしたり、財産管理をすることで、支えていきます。
制度の概要
対象となる方
認知症の方、知的障がいのある方、精神障がいのある方
申立方法、申立人
本人、配偶者、4親等以内の親族、市町村長などが、家庭裁判所に申立をします
成年後見制度一覧表
判断能力 | 成年後見人等がすること | |
---|---|---|
後見 | 日常的な買い物も自分で出来ない状態の方 | 成年後見人は、本人に代わって、いろいろな契約を結んだり、財産を管理したりして、日常生活全般を支援します。 |
保佐 | 日常的な買い物くらいは自分で出来るが、自宅の増改築などは自分では出来ない状態の方 | 保佐人は、金銭貸借や不動産売買など、一定の重要な法律行為について、同意や取り消しをして、本人を支援します。 |
補助 | 不動産売買や自宅の増改築など、自分で出来るかもしれないが、不安がある程度の方 | 補助人は、本人の同意に沿って、一定の重要な法律行為について、支援します。 |
任意後見制度とは、
判断能力があるうちに、将来の後見人・後見内容など、自分の将来を自分で決める制度です。